2007年06月01日

[dead lady is beatiful]

さぁさ、寄ってラっしゃい見てラっしゃい?
【Cruel Fairy tale】のハジマリだよ?

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むかしむかし、あるところにおろかな男がすんでいました。
男はうつくしい妻とけっこんし、しあわせにくらしていました。

やがて、こどもができました。
いちばんはじめにうまれたのはおとこの子でした。
ゆうめいなうらないしのもとへつれて行きみらいをうらなってもらいました。

「おお、この子にはさいのうがある。
 だいじにそだててやるのだぞ」

ふたりはおおよろこびでおとこの子をそだてました。
おとこの子はとてもしあわせなじんせいをおくることになりました。


ふたりめの子はおんなのこでした。
それをみてうらないしは

「そのむすめはさいのうはないがうつくしくそだつ。
 じゆうにそだててやるのがいいだろう」

といいました。
ふたりはむすめがやりたいことをやらせることにしました。
むすめはやがてうつくしくなり、しあわせなじんせいをおくることになりました。


そして、さいごにうまれてきたのは…


【以下グロテスク・暴力的な内容が含まれます。自己責任でお読み下さい】
カラ
母親を破って出てきた男児

這いずり出てきたその幼児 見捨てて父親去っていく
呆れて姉が救い出し 兄は素知らぬフリをした

幼い頃は姉と祖父母に育てられ 事実を知らないままでいた
家に居れども居場所はなく 恋しい母親 もう居ない

見放す天が悪いのか それとも父が悪いのか
占師はその子の運命知らず 父は興味を持たず終い

どうしてこうも不幸なのだろうか?
彼はそう思った。
そして自分が幸せになれる方法を考えた。

「そうだ、この家を出て行こう。
 この家に居なければ、誰も自分を嫌がりなどしない筈だ」

そして最期に産まれた息子は何処かへ消えた…









数年後、家に現れた時にはもう随分成長していた。
父親が建前の躾として叱る。
息子は聞く耳を持たない。

そして振り返り微笑む。
               ママ
「俺、聞いたんだよ。アンタが母親を見殺しにしたって」

数時間の言い争い。
最終的には姉が止めた。
父親は頑なに否認し、息子は頭ごなしに否定した。

去り際息子は父親を一発殴っていったとさ。










それから幾年経っても、二人は会話一つしなかった。
末の息子は姉だけに懐き、ほかの二人に興味はない。

一つ、父親の盲点があった。
末の息子はとても頭がいい、狡猾な人間であったこと。


「ねぇ、伝えてくれる?」
「…話し掛けてきたと思ったらなんだ?」
クソヤロー
「父親に『俺が日本に行くこと』を、さ」


そうして彼は楽園に立ち入った。
祖国を持たない彼が、やっと祖国と言える地を手に入れた瞬間だった。


 ―END―
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オ楽しみ頂けたデショウカ?

…え?
『終わりのクセにそっけないじゃないか』…って?
そんなコトありませんヨ。
このお話は、まだまだ続くのデスから。


彼が、生き続ける限り…






なぁーんて、ね。
半分ジョークだからあんま本気にしちゃダメだよーv
posted by 翼者 at 04:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒翼の嘆き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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